昨日地元の友人達とカラオケに行ってる時に、一本の電話が入りました。「技術者のふがいなさ」を表わした象徴的な悩みの電話。ちょっと考えさせられました。
いやー、色々聞いているとコミュニティによってスタンダードには差がありますね。「うわ、こんなのやるの・・・?つまんねー。」っていうような事は多々あります。標準なんてものは自分で作っていかないといけないと思います。ガラパゴス的に(日本の携帯電話が国内だけで技術を発展させて「ガラパゴス携帯」とか言われてるみたいに。)。ガラパゴス的になるのは個人単位、組織単位とかいろいろあるんだろうけど、やはりそうしないと強くなれない気もします。
我々の世界、外から見れば結局は結果がすべてで表に出ないプロセスなんてものは意味のない、「綺麗事一切なしの実力勝負」の世界なので、常識にとらわれてるとつまらない普通の従事者になってしまいますからね。もちろんこの業界、仕様書どおりに作らなければいけない仕事がほとんどなんですが・・・。よく聞くのが、「仕様書が間違っていたとしても仕様書どおりに作らないと怒られる。」とかいう話です。あれは本当にかわいそうです。プログラムを作ったこともないような人間が偉そうな顔してめちゃくちゃな仕様書を書いて、立場上"部下"の人間が「あー、こいつらだめだなー」と思いながら間違ったままの仕様書の通りに実装する・・・という。そりゃーうまくいかんわな。
同じ技術者にとってはその細かな「綺麗事」も本当にきれいなものなんだけど、そんなの世の中の人には一切理解されませんからね。「この人のプログラムきれいだなー。」とか、それだけで本当は尊敬に値するんですけどね。
「大丈夫だ、俺はあんたのインデントの仕方が好きだよ。俺が女だったらインデントに惚れる。」みたいな冗談を交わしつつ電話を切ったのですが、「あー、こういう会話も理解されないわなw」とか後で思いました。
とある経営者が、「僕はプログラムは書けないけど、○○(自分の会社)の技術者が好きで、○○の技術者が作るものが好きだ。」と言っていましたが、その方は技術者の事を理解するために技術を勉強したそうです(実はプログラム結構書けるらしい)。
あー、そんな上司の下で働きたい・・・。今年就活なので、色々と考えるなー。いわゆる「文系就職」も良いと思うんだよね。技術者以外にも技術者を理解できる人間って絶対に必要だと思うからね。もちろんそんな中で、経営者の事を理解できる技術者も必要です。まぁ最たるものが最近重要視されているCIOっていう役職ですな。
将来会社を作りたいと思う気持ちは今も変わらないけど、こういう事も包括的に考えられる経営者になりたいなー・・と、技術者の足元にもおけないひよっこは思ったのですー。思ったのですー。
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