「クラウドコンピューティング」とか「Web2.0」とか、技術側とビジネス側を結びつけるためにはこういう言葉が必要なんですかねぇ・・。技術的にはある程度の長期的なスパンで蓄積されてきたものでも、名前がついて一つの集合として語られるようになると(サイトができたり書籍が販売されたり)、「ITビジネス(笑)」な人たちが食いつき始めるんですよね。。
ただ、こういった言葉による漠然とした定義がその技術発展自体にもものすごく大きな影響を与える事は確かで、技術に投資させるためにはこういった言葉をつくる事はものすごく有効な気がしますね・・。
こういう言葉が出る度にどうしても使いたがる人たちが多い事は確かだし、そういう方々がビジネスの中核にいたり、もしくは投資側の中核にいたりする事(中核とは言わなくても、アナリストとか、投資判断に大きな影響を与える人)が多いことを考えると、本当に馬鹿にできないと思います。.comバブルの時に".com"とか"ネット"とかいう名前がついた会社の株価が暴騰したのはこの良い例ですが。
重要なのは、どこまで広く深く理解して、そういうターミノロジーを使っていくか・・ですね。表層だけ理解して雰囲気だけで使うのは危ないですよね。ただ、同じ専門分野ではない人に説明する時は、そういう言葉を使った方が「良さげ」に伝わったりするんですよね・・不思議なことに。ティムオライリーとかは、そういった意味でものすごく「策士」な気がします。
ってことで、研究のプレゼンに「Web2.0(笑)」とか入れてみてます。こういう語を入れれば入れる程、「こいつ何にも分かってないな感」が出てしまいそうで恐ろしいですけどね・・。
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