1つ目はこの例。
オバマ大統領、誤認逮捕の警官と黒人教授を招待
【ワシントン=黒瀬悦成】ギブス米大統領報道官は28日、黒人のハーバード大教授、ヘンリー・ルイス・ゲーツ氏(58)が自宅で白人警官に逮捕された事件で、オバマ大統領が30日夕方に2人をホワイトハウスに招くと発表した。
13報道官は、会合の趣旨を「ビールを飲みながらざっくばらんに話し合い、互いの理解を深めるため」と説明し、「自分と異なる人種の人々への理解を深めることは、米国人一人一人が取り組んでいかなければならない」と指摘した。
事件は、マサチューセッツ州の自宅に入ろうとしたゲーツ教授が不法侵入と勘違いされ、駆けつけた警官に逮捕された。教授は「黒人差別の不当逮捕だ」と主張し、オバマ大統領も記者会見で警察の行為を「愚かだ」と批判したことから、人種騒動に拡大した。
(2009年7月29日18時27分 読売新聞)
こういうひとつひとつの事件に対して国のトップが発言をするのは、日本とは少しだけ感覚が違う気がする。もっともアメリカでは人種の問題はものすごくセンシティブな問題だし、大統領自身の発言にも焦点が当たっていたから大きなこととして捉えられているんだろうけど。この会合、オバマ側ではなくて不当逮捕された警察側が申し出たらしいですからね。日本だったら考えにくいと思うな・・。
警察「飲みましょう」
麻生さん「OK〜。」
いや、ないない。
あとこの例。
旅行中のカップル、ナビ誤入力で到着地は650キロかなた
[ローマ 28日 ロイター] イタリアを旅行中のスウェーデン人の中高年カップルが、GPS(全地球測位システム)への誤入力により、目的地から650キロも離れた町で間違いに気付くというハプニングが起きた。
ロマンチックな保養地として知られるカプリ(Capri)島を目指していたカップルは25日、GPSにスペルを間違えて入力した末、北部の町カルピ(Carpi)に到着。地元の観光事務所でカプリ島にある有名な「青の洞窟」への行き方を尋ねたことで間違いが判明した。
カルピ行政府のスポークスマンは28日、ロイターに対し「どうしてこのようなことが起きるのか理解に苦しむ。カプリは島なのに」とした上で、今回のような間違いが起きたのは初めてだと語った。また、間違いであることを知ったカップルは驚いたものの、怒ることはなく、車に戻り、南に向け走り始めたという。
イタリア南部ナポリ湾に位置するカプリ島は、ローマ時代からのリゾート地。一方のカルピは、同国北部エミリア・ロマーニャ州にある活気あふれる産業の町。
GPSに入力してスペルミスして、違うところへ行ってしまった・・というのはいいけど、行政のスポークスマンとかがコメントするような話か?という気がする。こんな事が実際日本であったとしても、飲み会のネタ程度にしかならないはず。国民のちょっとしたトラブルに、何らかのコメントをする・・ちょっと日本とは違う感覚のような気がする。
何だろう、実際の政府と国民との近さとかいうよりは、マスコミの取材力によって、政府が発する情報が国民にこと細かに伝わりやすい構造になっているんだろうか・・。
政府うんぬんより、マスメディアの力かもしれん。
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